送出し装置

多種多様の橋桁を着実に送出す。
桁送出しのスタンダード。

数百トンの橋桁は、油圧で受けた摺動面上を滑ることで、0.1以下の摩擦係数で移動することができます。この最大の特徴である浮上機構により、わずかな力で移動でき、橋脚に掛かる水平力も最小限に収めることができます。

数多くの実績

送出し装置は、独自の浮上機構により鉛直荷重の95%を軽減することができ、摩擦係数は0.1以下です。また、左右への方向修正装置を備えており、送出し中にも方向修正を行えることから、カーブ桁にも対応することができます。
送出し装置は、送出すことができない橋桁はないといえるほど多くの実績があります。

仕様・図面

3110kN送出し装置

仕様

鉛直ジャッキ能力3110kN
ストローク100mm
受圧面積415.5cm2
最高使用圧力74.9MPa
所要油量4.2L
送出し能力
(常用は40kN以下)
60kN
送出し移動量1000mm
方向修正ジャッキ能力120kN
方向修正移動量 0mm時 ±6mm
1000mm時 ±26mm
重量約2125kg
ダウンロードPDF 換算表 DXF DWG

仮受けジャッキ仕様

能力3110kN
ストローク220mm
受圧面積415.5cm2
最高使用圧力74.9MPa
所要油量9.1L
重量約850kg

4250kN送出し装置

仕様

鉛直ジャッキ能力4250kN
ストローク100mm
受圧面積594cm2
最高使用圧力71.6MPa
所要油量5.9L
送出し能力
(常用は40kN以下)
60kN
送出し移動量1000mm
方向修正ジャッキ能力120kN
方向修正移動量 0mm時 ±6mm
1000mm時 ±26mm
重量約2350kg
ダウンロードPDF 換算表 DXF DWG

仮受けジャッキ仕様

能力4250kN
ストローク220mm
受圧面積594cm2
最高使用圧力71.6MPa
所要油量13.1L
重量約1000kg
注意事項
装置の設置について

送り装置は、水平に設置してください

送出し装置は水平に設置してください。勾配なりに機材を設置すると、水平力が大きくなり送り出しができなくなる場合があります。また、安全のためおしみを必ず取ってくだだい。

通し梁の設置について

送り装置、仮受け台のヘッド上に通し梁を設置してください

梁を設置することで、橋桁が送り装置の芯を外しても、装置の転倒を防ぐことができます。
梁が設置出来ない時は、桁のウエーブ芯と、送り出し装置のセンターを常に合致していることを確認してください。合致していない時は、方向修正または、装置全体を移動してください。仮受け台も同様です。

梁の落下防止を設置してください

送り装置,仮受け台の鉛直ジャッキ上に梁を設置する場合は、重心位置が高くなり不安定になるので、装置両サイドに落下防止を設置してください。
送り出し装置の桁受けヘッドはユニバーサルになっています。ヘッド上に梁を通す場合は、梁の上へ乗ることや、無理に梁を揺らす事は行わないでください。梁の落下の恐れがあります。

方向修正について

方向修正ジャッキの個別操作は行わないでください

多支点での送出しで、桁の方向修正を行うときは、個別の操作は行わないでください。1支点で方向修正を行っても、桁に水平力を作用させるだけで修正は困難です。また、水平力は300(kg/cm2)以下で作動させてください。それ以上の水平力が作用するときは、桁に無理な力が作用している可能性があります。原因を究明して再度方向修正を行ってください。

使用例
関連情報
仮受け用油圧ジャッキ
ポンプユニット
ジャッキシステム
製品の注意事項