製品使用上の注意事項

細かな点こそが、安全を支えます。

当社の油圧ジャッキは超重量物を扱うため、わずかな使い方の違いが大きな影響を及ぼします。
どうか細部までご注意いただき、安全な作業にお役立てください。

装置の性能を十分に利用いただくために、この「製品使用上の注意事項」をよくお読みいただき、機能や性能などを十分に理解のうえ正しくご使用ください。

※イメージ図は、戻しポートの配管を省略しています。実際の使用には必ず戻しポートにも油圧ホースを接続してください。

注意事項の表示について

取扱いを誤った場合、死亡または負傷を負う事柄を表示しています。

取扱いを誤った場合、死亡または負傷を負う可能性がある事柄を表示しています。

取扱いを誤った場合、身体に損傷を負う可能性または、物損的損害が発生するおそれがある事柄

転倒防止

ジャッキをサンドル上に設置する場合は、ジャッキ基部に転倒防止を設置してください。また、水平力は鉛直荷重の10%以上ジャッキの頭部に作用すると仮定して転倒防止を設計してください。(鋼構造架設設計施工指針より)

受け材

ジャッキ底部の受け材は十分な耐力の有る部材を使用してください。強度不足により受け材が変形してジャッキが転倒する可能性があります。

分解・改造

ジャッキ、ポンプユニット、計測制御機器を分解・改造することは絶対に行わないでください。仕様能力を発揮できず、重大な事故や、火災等の原因となる恐れがあります。

感電

機材を電源設備に配線する場合は、必ず元電源を切ってから配線してください。感電する恐れがあります。

バルブ操作

ジャッキが加圧された状態から切換弁を急激に開放しないでください。重量物の落下に繋がります。ジャッキ降下時は、圧力計を見ながら切換弁(圧抜き弁)を徐々に緩めてください。

巻き込まれ

電動油圧ポンプを使用する場合、電動機に手を巻き込まれない様に注意してください。またウエス等が巻き込まれる物を近くに置かないでください。

機材選定

ジャッキに作用する荷重はジャッキ能力の 70~80%、複数ジャッキ使用する場合は 1.5~2 倍の容量を有するジャッキを使用してください。(鋼構造架設設計施工指針より)

垂直設置

ジャッキは垂直に設置して中心で荷重を受けてください。偏荷重により重量物の破損やジャッキが転倒する可能性があります。

全面受け

ジャッキは荷重受け部の中心で、垂直かつ全面で荷重を受けてください。重量部に勾配がある場合はユニバーサルヘッド付きジャッキ又は、テーパー材を使用して全面接触としてください。勾配部をそのまま受けるとジャッキヘッドの損傷やジャッキが転倒する可能性があります。

仮受け

長時間にわたってジャッキにて荷重を保持する場合は、サンドル材等で荷重をサポートしてください。

ジャッキに斜め荷重や衝撃荷重を負荷させないでください。ジャッキが転倒する可能性があります。

油圧ホース

油圧ホースは確実に接続してください。戻りホースが接続不良の場合はジャッキが破損する可能性があります。カプラの脱着手順を参照してください。

電源

電源を接続する際は作業支持者の指示のもと、発電機等の取扱説明書を確認しながら作業をしてください。配線・設定の間違いによる装置の破損など重大事故に繋がる恐れがあります。

落下

製品に強い衝撃や落下等に注意してください。作動不良や油漏れを起こすことがあります。

キンク

油圧ホースをキンクさせないでください。強度が著しく低下して油漏れの原因となります。

潰れ

油圧ホースを潰さないでください。強度が著しく低下して油漏れの原因となります。

養生

油圧ホースの外被はウレタンのため高温により損傷し油漏れの原因になります。ホース近傍で溶接等を行う場合はホース養生を行ってください。(破損等があった場合は別途請求させて頂く場合があります。)

エアー抜きプラグ

ポンプ操作前に必ずエアー抜きプラグを緩めてから使用してください。閉めた状態で使用するとハンドポンプが破損する可能性があります。

圧力設定

ポンプユニット内の油圧アクセサリは適切な圧力に設定されています。設定を変更する場合は、機材の取扱説明書と油圧回路をよくお読みいただき、機能や性能などを十分に理解のうえ調整を行ってください。

計測器

計測制御機器のケーブルを脱着する際は、コネクタ部を持って行い確実に接続してください。ゆるみなどの原因で正しい計測値が表示されず誤操作の恐れがあります。

取扱説明書

製品を使用する際は、取扱説明書をよくお読みいただき、内容を十分に理解したうえでご使用ください。

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