制御操作可能な油圧分岐。
1台のポンプユニットで多くジャッキを操作できます。

S-BOXは、電気信号により電磁弁を作動させ4系統の油圧配管を遠隔操作にて切り替える油圧分岐盤です。これまでは大きな電気盤や専用の操作盤を用意する必要がありましたが、デジカジアドバンスを用意するだけで操作を開始できます。

重量物のジャッキアップ・ダウン

ジャッキ荷重4点、ストローク4点を許容偏差内に制御しながら集中操作

ローカルユニットのいらない、オールインワン設計

S-Boxは4系統の圧力変換器を内蔵し、4個の変位センサを接続することができます。さらに、電動ポンプの制御出力にも対応しているため、新たにローカルユニットを用意する必要がなく、機材の簡略化に寄与します。

使用方法は無限大、デジカジアドバンスで制御

通信ケーブルをデジカジアドバンスにつなぐだけで、多様な制御に対応します。汎用ソフトから、S-Boxを選択するだけで、素早く操作を開始します。もちろん当社のジャッキシステムにも対応しているので、管理が複雑化する橋梁工事を始め、様々な工事内容に採用することができます。

動作状況が一目瞭然

搭載されたLEDランプにより、電磁弁の動作状況を確実に把握することができ、操作ミスを防ぎます。

異荷重制御を実現するBtoB回路動作

これまで4連の電磁弁分岐盤は動圧管理となり、荷重差のあるジャッキアップ・ダウンに対応していませんでした。このS-Boxは電磁弁の個別制御を実現し、4系統の中で荷重差があったとしても、イコライズすることなく偏差制御を可能としています。

S-BOX

仕様

計測仕様
接続センサIO-Link通信対応変位センサ 4台接続可能
接続センサ数4台接続可能 (M12T分岐使用)
接続機器上位通信機器:デジカジアドバンス
通信Ethernet:2点 (M12 Dcode)
一般仕様
保護構造IPX4 相当
重量約43kg
電源電圧AC100~240V 2.5A
ケーブル長 2.5m
注意事項
ジャッキストロークについて

ストロークエンドからの加圧禁止!

補修用ジャッキは使用用途の都合上、ジャッキストロークが短くなっております。ジャッキストロークをストロークエンド近くまで使用して安全ナットをロックすると、ジャッキダウン時に安全ナットが解放できない恐れがございます。また、ストロークエンドの状態で加圧すると、機材が破損して使用不可になる恐れがございます。ジャッキアップの際はジャッキの残ストロークを適宜確認し、必要に応じてジャッキ下へライナー材の挿入等、対策を講じてください。

ユニバーサルヘッドプレートについて

可動方向以外は動かさないでください

ユニバーサルヘッドプレートの可動方向は一軸になっております。設置する際には、プレート側面に貼り付けてある指示シールに従って設置してください。また、プレート可動箇所への干渉物がないか、十分に確認願います。
上記が守られていなかった場合、機材や構造物の破損につながる恐れがございます。

使用例
ダウンロード
仕様書
S-BOX

仕様書_S-BOX_202304.pdf
0.47MB

図面・換算表は、仕様・図面からダウンロードできます。

関連情報
ポンプユニット

油圧ジャッキへ油を送るポンプと、タンクを搭載したユニット。吐出量によりジャッキの伸縮速度が変わります。

ジャッキシステム

大規模現場から、1点の荷重計測まで、すべてのジャッキに荷重計測が可能です。

製品の注意事項

製品取扱時の注意事項を記載します。