送出し装置

多種多様の橋桁を着実に送出す。
桁送出しのスタンダード。
数百トンの橋桁は、油圧で受けた摺動面上を滑ることで、0.1以下の摩擦係数で移動することができます。この最大の特徴である浮上機構により、わずかな力で移動でき、橋脚に掛かる水平力も最小限に収めることができます。

仕様・図面
3110kN送出し装置

4250kN送出し装置

注意事項

製品使用上の注意事項
装置の性能を十分に利用いただくために、「製品使用上の注意事項」をよくお読みいただき、機能や性能などを十分に理解のうえ正しくご利用ください。

装置の設置について
送り装置は、水平に設置してください
送出し装置は水平に設置してください。勾配なりに機材を設置すると、水平力が大きくなり送り出しができなくなる場合があります。また、安全のためおしみを必ず取ってくだだい。
通し梁の設置について
送り装置、仮受け台のヘッド上に通し梁を設置してください
梁を設置することで、橋桁が送り装置の芯を外しても、装置の転倒を防ぐことができます。
梁が設置出来ない時は、桁のウエーブ芯と、送り出し装置のセンターを常に合致していることを確認してください。合致していない時は、方向修正または、装置全体を移動してください。仮受け台も同様です。
梁の落下防止を設置してください
送り装置,仮受け台の鉛直ジャッキ上に梁を設置する場合は、重心位置が高くなり不安定になるので、装置両サイドに落下防止を設置してください。
送り出し装置の桁受けヘッドはユニバーサルになっています。ヘッド上に梁を通す場合は、梁の上へ乗ることや、無理に梁を揺らす事は行わないでください。梁の落下の恐れがあります。
方向修正について
方向修正ジャッキの個別操作は行わないでください
多支点での送出しで、桁の方向修正を行うときは、個別の操作は行わないでください。1支点で方向修正を行っても、桁に水平力を作用させるだけで修正は困難です。また、水平力は300(kg/cm2)以下で作動させてください。それ以上の水平力が作用するときは、桁に無理な力が作用している可能性があります。原因を究明して再度方向修正を行ってください。
使用例







